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05/07/30 初めての快感?

またしても前回のフライトから一ヶ月が経過。

すっかりマンスリーフライヤーと化しつつある今日この頃。
皆さん、あたしがフライヤーだったという事をお忘れになっていないでしょうか?

てかねー、週末の天気がずっと悪いんだもん。
決してバーゲンで散財しすぎて山に行くお金がなくなったとかそういう事は・・・ちょっとあるけど。

今日も天気は曇りの予報。
朝から重い灰色の雲が立ち込めてて今にも雨が降り出しそうな・・・
ウチの近所でこんなカンジじゃ、朝霧はもっと・・・?

ちなみに、N川さんに合わせて今日はかなり遅めの重役出勤。ひゃっほう。
朝寝坊が出来たので、ちょっとカラダ快適♪

朝霧に着いたのは昼も近い11時。
今日は猪之頭のみオープン。
テイクオフ上空はすぐ雲底。すでに飛び始めている何機かはうっすらもやもやした前山で同じ高度でステイしていた。

っはよぉーざいまぁーーーーす。

と、今日も元気に皆様に笑顔でご挨拶。うむ、皆のもの、よいよい。くるしゅうないぞ。
しかし返ってきた言葉は

「来るのが遅いよ~~~~」

「朝一は晴れてたのに。」

「これだからパイロットは・・・」

と口々に言われてしまった。ちえー。なんだいなんだい。久しぶりに来たのにぃ~

確かに、テイクオフに上がってみれば、今にも雨がぽつぽつ来そうで
ランディングがうっすらと雲で見難い・・・。
アゲンストの風も弱くて、1mくらいのが時々吹く程度。

( ̄ヘ ̄;)ウーン・・・ま、せっかく来た事だし。とりあえず飛んでみっか。

ここは得意のフロントですね。
そりゃぁ~~~~
うう。風が弱くて、テンションが頼りない。
どたどたと地面を走る。それいけー!!と、地面を蹴りテイクオフ。

とたんに目の前がかすんで、視界が白く覆われて行く・・・

ん?

いかん、貧血か?

目をしぱしぱさせながら、テイクオフ方向を横に見ると、白い帯のような雲がテイクオフ前に流れこんでいた。

どうやら、ちょうどテイクオフしたときに雲が入ってきたらしい。

あっという間に雲の中に飲まれて、視界ゼロ。
ぎゃーーーーーー
何にも見えーーーーん!!!

とりあえず、山から離れれば雲を出るはずだぁー。

と、ひたすらまっすぐ(のつもりで)飛ぶ。
真っ白な中を他機警戒で目をこらしつつも、
こんな視界じゃ、すでに何機か飛んでいる他のグライダーが見えたときには間に合わないに違いねぇ。

ドキドキバクバク。
お願いだから、急に目の前に現れたりしないでよぉーーーー

しかし、すぐさま雲を抜けた。(´▽`) ホッ

テイクオフをみやると、ほとんど雲の中。
山よりに戻るとまた雲の中に入りそうで、沖をうろちょろしていたが、
案の上高度は下がり、あっという間にランディング。。。

ほぼぶっ飛び・・・il||li _| ̄|○ il||li

しかし、二本目に上がる頃にはかかっていた雲も上がり始め、風も吹き始めた。
二本目も、フロントでテイクオフ~♪

出ると、時々しっかりとした風が吹き、吸い上げも手伝ってリッジ帯をソアリングできる。

しかし、機体が多くて、すでに15機くらいが同じ高度でソアリングしていた。他機けーかい他機けーかい。

穏やかにソアリングすること30分。

リッジ、飽きたーーーーーーーー(・ε・)

・・なんか、いっぱい居る中飛んだから疲れちゃった。。。
ご飯を食べて、まったり談話。

ねえねえ。シンクさん。タンデムしてぇ~~~ん♪

スパイラルやって♪スパイラルぅぅ~~~
スパイラル:一定方向に大きなバンク(角度)を維持しながら旋回を行うことで、下方向への螺旋状に降下をする急旋回のこと。
緊急時の降下手段として有効だが、急激に速度が増し、グライダーの挙動を抑えるのが難しく、リスクも大きい。
パイロットの力量が大きく関わってくる技術なので。
通常スクーリングでは教えてもらえない事がほとんど。


「いいよ、じゃあやるか。」

w( ̄△ ̄;)wおおっ!願望は一度は口にしてみるもんだにゃぁ~

タンデムは、丁度去年の今頃、H間さんにやってもらった以来♪
04/08/04 平日良いとこ一度はおいで♪参照。

そのときは高度がなくて、スパイラルやってもらえなかったんだぁ~
うきうき。皆、すごいすごいって言うけど、どんなんだろう。

早速、シンクさんとテイクオフに上がるも、今度はまたしても風が弱過ぎる。

「これじゃ、テイクオフできてもぶっ飛んじゃうかもなぁ。」

そ、それでもいい。そしたら、すぐスパイラルやってね。。。
右にN川さん、左にN倉さんがめいっぱい引っ張り、駆けながら立ち上げる。

「走れっ!走れー!!」

って、脚がもつれて、超走りにくいんですけど~~~~~!!

テイクオフギリギリで立ち上げて、地面を蹴る。
が。風が無いので、とたんに沈み込み、あわや崖下にぶつかろうかと言うところだった・・・
あうう。超怖・・・

しかし出てしまえばこっちのもん。
えへ♪超たのしーーーーーーーーーー!!

あちこち上がるポイントを教えてくれるのは良いのだが、
シンクさんってば、山肌に寄せる寄せる。

ぎゃーーーーーーーぶつかる!!

あひゃああああ

あぶっ、あぶないってばーーーーーーーーーー!!(叫びっぱなし)

自分じゃ絶対寄せられないくらい寄せるもんだから、怖い怖い。わざと・・・?
木も葉っぱもすごい近い。グライダーが当たりそうだったもん・・・あわわ。

しかし、上昇が無いのですぐに沖に出した

「じゃあ、行くよ」

ごく。

「テイクオフを見てごらん」

何のためなんだろう????と思いつつも
右にテイクオフを確認する。目よりも少し低い高さ。

すると、次の瞬間、シンクさんはぐいーーーっとブレイクを引き込み、機体がローリングに入った。

右・・・・左・・・・右・・・・

その揺れの角度が次第に大きくなり、ゴッという風の音がしたかと思うと、
ものすごいGと共に、右回りに視界が回りだした。

突如として襲い掛かる重力に、体中の血が、内臓が、体の左側に集められてしまったみたいだ。
すごい速さで下に見える地上が回る。
ものすごい風の音で、何か言っているシンクさんの声がかき消される。

う。うぁぁあああああああああ

は、ハンパねぇぇぇーーーーーーーーーーー!!!!

(文章力無くてごめんなさい・・・)

地面が近づき、もうだめだーーーーと思ったその時。
ゆっくりとグライダーが戻された。

体にかかっていた重力がゆるゆるとほどけて、血も内臓も元の位置に戻るようなカンジ。

「テイクオフを見てごらん」

ぐらぐらと眼を回しながらも、見やると。
さっきはほぼ同じくらいの高さだったテイクオフが、今ははるか上に見上げている。

あっという間にこんなに高度が落ちたんだ。
どうりで耳が痛い。

すごい・・・パラってこんな動きが出来るのか・・・

着地は、シンクさんがグライダー傾けてしまったせいで、いきなり沈下。
いてて・・・。。。

それにしても、わずか2周程まわしただけなのに意識がドロップしてしまうかと思うほど脳みそくらくら。脚はフラフラ。

「高度が無かったからあんまり回せなかった。今のはスパイラルの入り始めくらいだよ」

ええ?そうなの?十分すごかったよ!

面白かったーーーー
でも、絶対一人じゃ出来ないし、やりたくないなぁーーーー

と、言うと

「でもな、夏の雲に吸い上げられると。スパイラルしてても、毎秒沈下2mくらいなんだぞ。」
(通常、スパイラル時の沈下速度は10~15m/Sくらい?)

とH木さん。

ふーんだ。そんな危ない時、絶対飛ばないもん。( ̄‥ ̄)=3 フン




・・・でも、最悪最後の時のために、今の感覚は覚えておこっと・・・
何があるかわかんないもんね。




夕方近くなり、青空がちらちらと雲の合間から見えるようになって来た。
ずっと雲に隠れていた富士山も見えるように。

最後に一本いっとけば?と言われ、テイクオフに上がる。
あたし達がタンデムで出た後、また少し風が戻ってきていて、
ソアリングできるようになっていた。

機体も少なく。穏やか~~~で、たのしーーーーぃ♪♯ρ(^∇^*)♭_♪ラン♪♪ララン♪♪

最後は風が急にへたり、4機がほぼ同じタイミングで同時進入になる。
一番最初にLDに向かったのに、進入は一番最後になってしまった。何故だ。。。

と、言うわけで、久しぶりに3本。+タンデム1本

みっちり飛びましたよ。
それにしても、あっつかったぁ~早く涼しくならないかなぁ~~~~



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